About
研究室紹介
- 本研究室では「人間の機能拡張」をキーワードとして掲げ,人間を中心としたインタフェースをデザインしています.研究分野としては主にバーチャル リアリティ,オーグメンテッドリアリティ,ヒューマンインタフェースなどがあげられます.現在はその中でも触覚を中心としたインタフェースの研究を進めて います.
これまでの主な研究
- 新しいメディアとしての触覚ディスプレイ
- 実物の形状やテクスチャを物理的に模倣するような既存の触覚ディスプレイでは実現しえない感覚を,人間の錯覚や物質の固有な現象を利用して人間に提示可能なディスプレイをデザインする.感性情報など視聴覚で伝えられない情報を伝達する新たなメディアとして触覚ディスプレイを提案する.
- 人間の機能を超越する触覚センサ
- 人間が感じる様々な触覚情報を伝えるため,皮膚を通じて人間が感じている感覚を過不足なく定量化する.そのためにこれまでのセンサが考えてこなかった,人間の触覚特性に応じたセンシングの手法をデザインする.さらには人間の触覚特性を超越するセンサをデザインすることで,高度なマニピュレーションを実現するロボティクスや,人との共生を可能にするロボティクスを実現する.
- 人間への技能教示のための力覚ディスプレイ
- 伝統技能など,優れた人間の技能を保存,伝達することが希求されている.記録,再生のための手段として,力覚ディスプレイを利用した手法をデザインする.力覚ディスプレイに従うのではなく,人間の主体性を活用することで,作業自体を主体的に経験し,力の使い方を学習する手法を提案する.
News
熊本大学では8/29にバーチャルオープンキャンパスが実施されます.当研究室では熊本大学バーチャルオープンキャンパス工学部,情報電気工学科プログラム内で,「触って感じるディスプレイ」をZoom配信します.
なお,上記Zoomへのアクセスはバーチャルオープンキャンパス工学部ページ内の申込ページから事前申込が必要となっています.ご注意ください.

The Thirteenth International Conference on Advances in Computer-Human Interactions ACHI 2020における発表にて
黒木 詢也 くんが,"Rendering Method of 2-Dimensional Vibration Presentation for Improving Fidelity of Haptic Texture" にて,
我妻 正太郎 くんが,"Simple Generative Adversarial Network to Generate Three-axis Time-series Data for Vibrotactile Displays" にて
International Academy, Research, and Industry Association Best Paper Awardを受賞しました!
4/9, 10は熊本大学の新4年生向け研究室公開ですが,COVID-19対応のため本研究室ではZoomを利用した公開とします.詳細は学科掲示板を確認してください.

我妻 正太郎 くんが,第22回ハプティクス研究会における発表 "再帰型ニューラルネットワークを用いたGANによる触察振動生成" にて,電気学会2019年電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞を受賞しました!
2019-09-19 野嶋 琢也 先生 講演会 を熊本大学 総合研究棟 204 にて15:30-16:30 に開催します.