About
研究室紹介
- 本研究室では「人間の機能拡張」をキーワードとして掲げ,人間を中心としたインタフェースをデザインしています.研究分野としては主にバーチャル リアリティ,オーグメンテッドリアリティ,ヒューマンインタフェースなどがあげられます.現在はその中でも触覚を中心としたインタフェースの研究を進めて います.
これまでの主な研究
- 新しいメディアとしての触覚ディスプレイ
- 実物の形状やテクスチャを物理的に模倣するような既存の触覚ディスプレイでは実現しえない感覚を,人間の錯覚や物質の固有な現象を利用して人間に提示可能なディスプレイをデザインする.感性情報など視聴覚で伝えられない情報を伝達する新たなメディアとして触覚ディスプレイを提案する.
- 人間の機能を超越する触覚センサ
- 人間が感じる様々な触覚情報を伝えるため,皮膚を通じて人間が感じている感覚を過不足なく定量化する.そのためにこれまでのセンサが考えてこなかった,人間の触覚特性に応じたセンシングの手法をデザインする.さらには人間の触覚特性を超越するセンサをデザインすることで,高度なマニピュレーションを実現するロボティクスや,人との共生を可能にするロボティクスを実現する.
- 人間への技能教示のための力覚ディスプレイ
- 伝統技能など,優れた人間の技能を保存,伝達することが希求されている.記録,再生のための手段として,力覚ディスプレイを利用した手法をデザインする.力覚ディスプレイに従うのではなく,人間の主体性を活用することで,作業自体を主体的に経験し,力の使い方を学習する手法を提案する.
News

World Haptics 2019 にて嵯峨,富田 洋文くん,古閑 将大くん,池田 尚登くんが以下4件のWork in Progress発表を実施しました ( 発表の様子 ).
Thermal-Radiation-Based Haptic Display - Laser-Emission-Based Radiation Control -
An Attempt of Displaying Method by Passive Touch with Electrostatic Tactile Display
Evaluation of Time Domain and Frequency Domain Classification Ability in Acceleration Tactile Signals
Impulsive force display by a string and a brake system

富田 洋文 くんがInternational Display Workshop 2018における発表 "Toward the Modeling of Tactile Sensation on Electrostatic Tactile Display" で,電気科学技術奨励学生賞を受賞しました!

黒木 詢也 くんが,第20回ハプティクス研究会における発表 "剪断力の振動方向提示による触覚提示手法の検討" にて,伊藤 弘一郎 くんが"3 自由度可動式タッチスクリーンにおける触力覚提示"にてそれぞれ電気学会平成30年電子・情報・システム部門 技術委員会奨励賞を受賞しました!

池田 尚登 くんが,火の国情報シンポジウム2019における発表 "球技における撃力提示手法の提案" にて,情報処理学会九州支部奨励賞を受賞しました!

Super Science High Schoolで,熊本北高校の学生8名に当研究室にきてもらい,触覚技術の基礎講義ののち,Techtile Toolkitもどきで新しい触覚体験の作成にチャレンジしてもらいました.